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かき氷と阿弥陀様

熊本県菊池市

廣現寺(こうげんじ)より有縁の方々へ

 

「かき氷と阿弥陀様」

 

炎暑お見舞い申し上げます。

真っ青な空に入道雲が顔をだし、盛夏の季節になりました。

 

そんななか6歳になる娘と2歳になる息子は、毎日元気に保育園に通っています。

休日にもなると、公園に行きたがり時間を忘れ無我夢中で遊んでいるのですが、

この暑さですから毎回汗びっしょりです。

 

汗をふいてあげて、帰ろうとすると目の前にはかき氷の看板。

子供の目が突如キラキラ輝きだし、満面の笑顔でこちらを見てきます。

無言の圧に負けて「何にする?」と聞くと、「ブルーハワイ!」と娘が大きな声でいうので、

お店の人も苦笑しながら蜜をたっぷりかけてくださいました。

それを嬉しそうに受け取った娘が、「仏様の頭みたい」というので驚きました。

 

たしかにいわれてみれば、本堂で見る阿弥陀様の頭は青いのです。

よく見ているなと感心しました。

 

各寺院にある仏像は長い年月がたっているものが多く、

極彩色(ごくさいしき)や金箔(きんぱく)が剥がれ煤(すす)で黒くなっているため気づきにくいですが、

仏様には顔や手足などに32の優れた身体的特徴が備わっており、形や色で様々に表現されています。

 

正確には三十二相八十種好(さんじゅうにそうはちじゅうしゅごう)といいます。

32の大きな特徴と80の細かい特徴という意味です。

 

髪が青いのは、12番目にあたる毛上向相(もうじょうこうそう)に当たり

、体の全ての毛の先端が全て上になびき、右に巻いて、

しかも紺青色で柔軟であるところからきています。

 

一本一本の毛孔から青色の毛が生えていると定められていますから仏様の頭は青いのですね。

 

インドでは、青は清涼の色で黒髪を表すのに青で表現しているともいわれています。

また仏教においては、如来の精神や智慧を5つの色で表し、

青色は心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く、

定根(じょうこん)・禅定(ぜんじょう)を表しています。

 

何気なく見ている仏像ですが、様々な意味があり、そこから仏様の心を知ることもできます。

思わぬ娘の一言から仏様を感じさせていただいた日になりました。

 

合掌

 

てくてく坊主 秋吉顕誓

浄土真宗本願寺派

慈雲山廣現寺

 

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