熊本県菊池市
廣現寺(こうげんじ)より有縁の方々へ
龍でつなぐプロジェクト 日本画の部
「浄蓮龍誕〜生まれ往く〜完成報告」
秋吉顕誓 記
ついに完成しました。
美輪さんから送っていただいた画像を見ますと蓮の下に素敵な截金が!
仏様の蓮座にもよく使われる仏教美術の1つですが、模様といい美輪さんのセンスがキラリと光ります。
龍と花。
この絵に皆様は何を感じてくださるだろうか?
実際に絵を見ながら語り合いたいものです。
「浄蓮龍誕〜生まれ往く〜」。
このタイトルにメッセージをこめました。
ある方に、たまたまこの画像をお見せした時に、ご往生なさった大切な方を龍の姿に重ねて涙されました。
龍の見つめる先。照らす光。無量光明土。
美輪さんありがとうございます。
間違いなく絵を通して届き始めました。
●Size1900✕1200mm
●日月美輪 東京日本画展にて、初披露されます
●日時
11月30日(木)-12月6日(水)
12:00 - 19:00/最終日は17時まで
●場所
東京都世田谷区北沢3-26-2
ギャラリーHANA下北沢
Tel: 03-6380-5687
Mail: galleryhana2006@gmail.com
Access: 小田急線・井の頭線 [下北沢駅]東口・中央口から徒歩5分
※会期中、オンライン展も同時開催
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日月美輪 記 令和5年11月28日
龍と花を描き、無事に最後の大仕事・截金の作業も終わりました。
(下部の金で描かれた幾何学文様の部分です)
その後、最終調整を数日かけてして、無事完成となりました。
この度の龍の絵を描くにあたって、頭に浮かんだ記憶がありました。
学生時代、日本画の先生が話されたことです。
その先生は、あるお仕事で仏様の絵を描くことになったそうで、“自分が描く仏様が見る人の中できちんと仏様になるのか心配だ“と思っていたと。
でも、いざ仕上がった絵をお納めしてみると、自分の絵を見た方が絵に向かって手を合わせてくれた。
その瞬間、許された気がしたと、心が楽になったそうです。
その当時は「先生は上手いんだから心配しなくても絶対大丈夫でしょ」とか
「お寺さんに絵を納めるなんてすごいなぁ」
くらいのことしか思っていなかった気がしますが、
この度の龍を描くにあたって、もう何年も昔のことなのにあの時の先生の顔が蘇って、少し不思議な気持ちになりました。
私も、一つ一つの作品に精一杯心を込めて描かなければなと思ったのでした。
見て下さった方々がどのように感じられるのか、
沢山の方とお話しして伺ってみたいです。
廣現寺様にお納めしたあとも、長く、多くの方の目に触れていただければ幸いです。
この作品の制作・納品にあたり
廣現寺さまはもちろん、ギャラリーさん、額縁屋さん、作家友達の皆さん、チーム日月…
いろんな方にご協力をいただきました。
そして、SNSで見守ってくださった皆様や、個人的に連絡をくれた友達も…
本当にありがとうございました!
ものすごく貴重でものすごく楽しい制作になりました!
廣現寺様への納品前に、
11月30日〜12月6日の東京・下北沢個展で展示いたしますので、お近くの方はぜひ観に来ていただけますと幸いです。
今後もたくさん絵を描いていこうと思います。