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龍でつなぐプロジェクト 龍の木鼻(きばな)の部 始動

熊本県菊池市

廣現寺(こうげんじ)より有縁の方々へ

 

龍でつなぐプロジェクト 

龍の木鼻(きばな)の部 始動

 

「目指すは、江戸時代後期の表現!」

 

皆さんが何気なく神社仏閣でご覧になっている縦の柱を貫通し、突き出た横部材の先端部分を木鼻(きばな)といいます。

 

木のはしにあり、両柱の前と横に龍や獅子、象や植物、雲などの彫刻がよく施されているあれです

 

「木のはし=木端」が転じて「木鼻」と呼ばれるようになりました。もともとは装飾はなく、なくてもいい部分とも言われますが、日本独自の発展をとげ、装飾豊かなものになっていきました。

 

なかでも、江戸時代に入ると彫刻の深みが増し迫力があります

 

今回、天井龍と同様に、早くから着工したのが龍の木鼻制作だったのですが、正直難航しました

 

順調に彫刻師を選定し、宮大工にたのむだけと思っていたのですが、依頼した形が画像のような複雑な形であった為、設置するにあたり大工と彫刻師との密接なコミニケションが必要であり、単純に好きな彫刻師にたのむとはいかなくなり、話がストップしてしまったのです

 

そんな中で、助け舟をだして下さったのが、天井龍でお世話になった「はせがわ美術工芸」さんでした。

 

「彫刻も設置も定評がありますよ」とはせがわさんに薦めていただいたのが、岐阜県にある「らんまの大橋」さん

 

直接、社長さんと彫刻師の方にお会いしたのですが、まず驚いたのは、彫刻師の方と社長さんとの会話の密度が高い事

 

お互いに思っていることを言い合うなかで答えを見つけていく様は、良好な関係性と安心感をいただきました。

 

そして、何よりも「やる気」が素晴らしかった

 

「私の代表作にします!」と熱い思いで伝えてくださり、それを早々と図案化し提案をしてくださいました。それが画像の物になります。

 

一体の長さ1850mm 重さ約35㎏ 阿吽の龍 特殊型

 

私の好みや意見を取り入れて、江戸時代後期の彫刻によせていただきました。

 

制作期間、約2年。

 

皆さんで、楽しみに待ちたいと思います

 

残りの画像は、発泡スチロールで小さな模型を作り、あれこれと思案中の様子。これだけでも複雑な立体であるかが分かりますよね

 

 

また進展しましたらご報告させていただきます





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