熊本県菊池市
廣現寺(こうげんじ)より有縁の方々へ
「第42回 廣現寺男子光明会 連続研修会 」開催(春の講演会)
4月25日、熊本県球磨郡湯前町より明導寺ご住職、藤岡教顕先生をお呼びして、春の講演会を開催しました。
教顕先生は、布教使の先輩であり、頼れる兄貴分として親しくさせていただいております。
宗教の垣根を越えて、様々な方との繋がりを大事にされ、地域おこしはもちろんのこと、様々なイベントを通じて広く仏法を伝える活動を積極的になさっているお一人です。
お話では、ご自身のお寺の掲示板に掲載された「渋沢栄一」さんのお言葉通じて、仏様のお心を深く掘り下げて伝えてくださいました。
「真似をするときには その形だけではなく その心を 真似すのがよい」渋沢栄一
渋沢栄一は無宗教と称していたが、浄土真宗の教えを大切にし、
静岡県の教覚寺に長年寄宿し、北海道の寿光寺を建てるために資金を提供したりと仏様の心を大事になさっていたこと。
その仏様のお心を学ぶことを「学仏大悲心」(がくぶつだいひしん)といい、若い頃にお聴聞した「学仏大悲心」の内容をお話してくださり、今でも大事にしている言葉ですと仰いました。
学(まなぶ)の語源は、「真似ぶ」であり、学ぶことは形を真似るのではなく、心を真似ることが重要である。
だから仏様の大いなるお心を学ぶことが真の学びであり、形にとらわれず心を大切したいですねと結ばれました。
今回の会では、初めてお見えにならた方もおられ、「とても良かった」「また来ます!」と仰ってくださり、とても嬉しく思いました。
庭にふと目をやると、爽やかな風に吹かれる青々としたモミジが綺麗で、今日のお話を聞いた後の心があらわれているようでした。
教顕先生、役員の皆様、そして参加してくださった方々、本当にありがとうございました。



