熊本県菊池市
廣現寺(こうげんじ)より有縁の方々へ
「廣現寺教化推進協議会総会」(総代会)
5月19日、各地区の総代さんに集まっていただき、総代会を開催いたしました。
それと並行して、研修会も実施。
ご講師に、大松龍昭先生(熊本県八代市 大法寺住職)をお呼びしてお取次ぎをいただきました。
大松先生をお呼びするのは、実に六年ぶり。
相変わらずドッシリとして、大事なことを丁寧にお話してくださいました。
なかでも印象に残ったのは、ルービックキューブの実演でした。
色をそろえる内容というより、視点の共有の重要性を説かれました。
「キューブを正面から相手に見せると一面のみしか見えないが、角度を変えれば三面見せることができる。でも私に見えている面は同時に相手に見せることができない。」
「全体像を把握するには、それぞれの視点を共有する必要がある。」
「我々の思考も同じで、一方的な視点では偏りがうまれ、正確にそれをとらえることができない。だからこそ他者との視点の共有が重要であるのに、我々は自己の視点に固着しがち。」
「その自己中心性を明らかにしてくださる視点こそが、仏様のまなざしであり煩悩に影響される本来の私の姿があきらかになっていく。」
「そういったものをお互いに聞き合う仲間として、これからもお互いに歩んでまいりましょう」と結ばれました。
研修の後は、総会に入り様々な議題に対する討論がなされました。
地震対策や保険の問題、護持発展していく為にどうしていくべきか。
課題は多いですが前向きな意見も聞かれ、実りある総会となりました。
役員さんをはじめ、各地区の総代さん、大変お世話になりました。



