熊本県菊池市
廣現寺(こうげんじ)より有縁の方々へ
「落雁(らくがん) 花亀甲ご新調」
①~落雁のお店 楽心堂本舗さんに行く~
秋のお彼岸が近づいてまいりました。
自坊の彼岸法要にむけて、仏様にお供えする落雁を依頼しておりました楽心堂本舗さんから(福岡県田川郡福智町金田)完成のご連絡を受け、工房にお邪魔してきました。
笑顔で出迎えて下さったのは、代表取締役の大井知子さん。
さっそく完成したばかりの花亀甲を見せていただきました。
もう芸術そのものです。
以前、お願いした落雁もそうでしたが、デザインの美しこと!
カタログで拝見させていただき、一目惚れし即決したことでした。
落雁を作るきっかけをお聞きすると、20年ほど前に、知子さんのお母様が、あるご住職から「落雁を作る職人が減り、法要で困っている」と聞いたのがきっかけで、京都で学びつつ試行錯誤し独自の技法を開発し出来上がったものだそうです。
なかでも注目するのは、「色」です。
落雁の色の素となるのは食紅で、白、緑、赤といった原色を中心としながら7色の粉の配合を微妙に変え、約200色ものを色を独自に作ってらっしゃるとのこと。
そこには、お母様がお好きな絵画の経験が生かされたと仰り、只々、その凄さに圧倒されたことでした。
しかも、50代で会社を起業なさったのですから、そのパワフルさにも驚かされました。
「せっかくなので、この落雁がどうやって作られたかを皆さまにも知っていただきたい!」と工程画像お願いしましたら、快くお受け下さいました。
準備が整いましたら、また投稿させていただきます。
現物は、廣現寺にお供えしておりますので、ご来寺の際に是非ご覧ください。
楽心堂本舗の皆様、本当にありがとうございました。






